「士業介護経営支援協会」ホームページ開設のお知らせ

2016年3月3日
この度、昨年発足し、現在活動中である「士業介護経営支援協会」のホームページを開設しました。ホームページ開設に伴い、士業介護経営支援協会(以下、本協会)の概略について下記の通りお知らせいたします。



【本協会設立の背景と目的】

本協会は、税理士事務所、社会保険労務士事務所、行政書士事務所、司法書士事務所、弁護士事務所などの士業事務所と介護サービスの提供を行う介護事業者が抱える双方の課題を解決し、両業界の発展に貢献していくことを目的に設立されました。
協会理念として、「士業の立場から中小介護事業者の経営をイキイキさせる」というスローガンを掲げています。

  • 士業事務所の現状と課題
士業事務所を取り巻く経営環境は、競合他社の増加、新規参入業者の増加、IT化による代替品の脅威などにさらされ競争が激化しています。そのため、例えば税理士事務所では税務業などの従来型業務のみでは生き残りが難しいと考えられ、付加価値を求められています。特にここ数年のトレンドとして、士業事務所が高めるべき付加価値は経営支援であり、経営支援をするためには業種を絞って専門性を追求する、業種特化をすべきだと言われています。

  • 介護事業者の現状と課題
介護事業者の経営状態は依然として厳しく、厚生労働省の介護事業経営概況調査によると半数近くの在宅系介護事業者が赤字という状態が続いています。また、今後についても、介護保険制度が介護事業者にとって大きくプラスに改定される可能性は低く、また人材確保がより困難になっていくことが考えられます。そのため多くの介護事業者にとって経営の安定化と持続的な成長が非常に困難な状況が続くと予想されています。また、介護事業者の大半が税理士事務所を含めた士業事務所と顧問契約を結んでいますが、その提供価値に満足していないケースが多いことが分かっています。

  • 本協会の趣旨
これらの課題を解決すべく、本協会では士業事務所の介護業界特化を推進していきます。その理由として、業種特化先として介護事業者は事業者数の多さや抱える経営課題の面で価値提供度合いが高いということが挙げられます。
本協会での活動を通して士業事務所が介護事業に関する理解を深めていき、士業事務所の立場から介護事業者に対して価値提供することで、介護事業者が直面する様々な経営課題を解決し、介護業界の発展に貢献したいと考えております。



【活動内容】

協会員である士業事務所は日々の業務の中で、介護特化という差別化を図りながら、介護事業者と接点を持ち、付加価値の提供を行っています。
また、本協会では、協会員である士業事務所が介護事業に関する理解を深めるために様々なサポートを行っています。

1.介護業界や介護事業の知見を深めるための勉強会開催
初回認定講座:本協会入会直後に1日がかりで行う業界基礎知識を学ぶ勉強会
定期勉強会:3ヶ月に1度のペースで行う時事的な知識の学習を目的とした勉強会
2.協会員が介護特化をしていることを発信していくブランディングサポート
3.士業事務所の顧客である介護事業者向けに経営改善を目的とした提案資料、ソリューションツールの提供
4.問い合わせ対応などの各種サポート

また、今後も本協会に入会する士業事務所の募集、及び活性化のための活動を精力的に行ってまいります。



【理事】

代表理事:福田升ニ(株式会社エス・エム・エス 介護事業本部長)
理事:田中紘太(株式会社マロー・サウンズ・カンパニー 代表取締役)
理事:実島誠(トリプルグッドグループ 代表)



【運営事務局】

株式会社エス・エム・エス



【ホームページ】

https://shigyokaigo.jp



【お問い合わせ】

士業介護経営支援協会 運営事務局
TEL:03-6721-2063
FAX:03-6721-2491


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